人気ブログランキング | 話題のタグを見る

反抗期に入った子供を育てるボケボケママのブログ。


by Allegro-Jun
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

2006年夏 旅行記 5日目

さあ、
旅も終盤です。

広島城で茹で上がって結構ふらふらです。

でも、Kがどうしても行きたい!!というところへ行きます。
メルパルクで開けれていた原爆展 
例の被爆者に話が聞ける、というところ。

わが子ながら、何でこんなに前向きなんだろう。うらやましい限り。
面倒くさがり屋の私とは正反対。

本当は終戦記念日にあわせてアップしたかったのですが間に合いませんでしたね・・・。



で、第5回広島市民原爆展 へ行きました。

今日は、かなりまじめな話です。
戦争の話、平和の話は政治が絡むと物凄くいや~~~な路線に行くので
初めにJunはどこの政党にも肩入れしていないことを明記しておきます。


展示してある内容は、大体昨日がんばって平和記念館で見たような内容でした。
もちろん衝撃的な写真なんですけど、
昨日系統立てて原爆について展示してあったので
今日の写真もしっかりとKの頭にインプットされたようでした。

で、、、お話ですよね・・・・

お話・・・・・どの人に聞いていいか解らなくて、、、、、展示も見ちゃったし、、、
どうにも声をかけることが出来なくてしょうがないのでツルを折って帰ろうか。。。
ってツルを折り始めました。
(ショック。。。K.,ツル折れない模様。知ってたけど。)
そうしてたら、案内の人が渡りをつけてくれました。

きてくださったのは
高橋 匡さん 80歳(当時19歳)
被爆した方、というからやけどの跡があったり、、、、とか考えていたのだけれど
全く見た感じ普通のお元気なおじいさんでした。
そう、80歳には見えないくらいお元気な方でした。

お話を聞き始めて、
なんと爆心地から380メートルのところにいらしたとか!!!
380メートル!!!?ええええ???
ビックリしながらお聞きしていると、
お仕事が三交代制で丁度休憩で地下にいらして光線を浴びなかったとか。
でも、その後の凄い業火のなか、生き伸びられたのは物凄いことです。
原爆投下後の病気の話、月日が経ってから突然同僚がなくなってしまう話、
Kも真剣に聞き逃すまいと必死でした。

帰ってネットで検索したら、出ました。
http://ww41.tiki.ne.jp/~genhiro/rep_TTakahashi.htm
良かったらコピペしてみてくださいね。
ココで書かれていることは、投下当時のことだけ。
その後のことはかかれてません。

高橋氏「日本中が空襲を受けて、爆弾は原爆だけではないってことは十分わかってますが、
原爆の恐ろしいところは、投下された被害の後に、更に被害が病魔となって襲ってくることです。」

という内容のことを仰ってました。
戦争の知識があまりにも無い私に、Kレベルで話を進めてくださいました。
昨日わからなかった『焼夷弾』の説明もココで解明しました。
東京大空襲で10万人の方がなくなったという話も。

皆さん、焼夷弾って聞かれたら答えられます?
やさしく言うと、
小さな(っ言っても長さ30センチくらいかしら)発火物が沢山空から大量に降ってくる。

発火物は、燃えやすいように 生ゴムを使ってべたっとくっついて
火が木造建築につきやすくしてあったり、
黄燐が入っていて、たたいてもたたいても消えないような火だったり、、、、
と、色々とあるようです。
詳しく説明されたわけではないのでもっと知りたい人は別サイトで
http://www.abysshr.com/mdklg020.html   どうぞ。

被爆者の話って、どんなかしら。。。とちょっと不安だったんです。
だって、人が死ぬ話に決まっているんです。
しかも、原爆の話です。

高橋さんのお話、もちろん人が死ぬ話です。
ですが、とてもバランス感覚のあるお話でした。
広島の原爆だけに偏らず
東京大空襲のことも、沖縄のことも、長崎のことも
戦争ひっくるめて、
更に、最近の原発のことも語ってくださいました。

高橋さんからのメッセージです。

2006年夏 旅行記 5日目_a0043851_2124018.jpg


これを受けて、Kが頑張りました。
今年の夏休みの自由研究は当初「功名が辻の旅」のつもりでしたが
(なんといってもお城を5つも回ったのですから。)
核について、ヒロシマについて となりました。

2006年夏 旅行記 5日目_a0043851_36393.jpg

2006年夏 旅行記 5日目_a0043851_2153184.jpg

2006年夏 旅行記 5日目_a0043851_2154420.jpg

2006年夏 旅行記 5日目_a0043851_2161341.jpg


提出前に公表です。
読んでいただくと解るのですが、研究と言うより・・・
話を聞いたことを大まかに書いた・・・って感じです。

私「ねえ、お話はノートに書いて、模造紙には原爆のことについて書いたら?」

K「駄目!ノートに書いたのは皆に見てもらえないから!模造紙だった張り出してもらえるから皆が見てくれる!!」

といって、がんばったのですが。。。。4枚と言うのはどうなのでしょう。。。。
限りあるスペース、皆様のご迷惑なのでは・・・・・。

とにもかくにも、今年の夏後半は核のことについて、戦争のことについて
少しばかり勉強しました。

帰ってから、東京大空襲を切り抜けたと言う父にも話を聞きました。
当時中学生だった父は考えました。

「日本の木造建築に爆弾は落とさない!そんな割に合わないことはしないはずだ。」
そう結論を出し、家族に言ったそうです。

「皆、外で伏せるんじゃない!面積が広くなる。家の中に入って、立ってろ!焼夷弾が落ちてきても、家の中なら直撃は免れる。家に当たった時点で逃げればいい!!」

そう言って玄関に立っていたそうです。
結局家は直撃されましたが、人には直接当たらなかったので
その後逃げたと言っていました。
四谷という場所も、大田区の方から少し離れていますし、、、、、。

なぜ、どうやってって話は、怖いので書けないです。
お知りになりたい方は東京大空襲をヒットしてみてください。
あるいは、神戸の大空襲も同じ手法だったようです。(父談)

こんな風に、Kと私の夏休みはくれようとしています。
22日にロシアの少年少女弦楽団と何故かヴァイオリンで共演することに・・・・・
(暗譜が難しい曲なので全く気乗りがしないのですが。。。
因みに解る方へ、ドッペルの第一と第二と両方完璧にして来いと言われました。
「かなりちゃんと弾いてきてね、f とかp とか、< とか > とか、ちゃんと見てきてね」
むりだっつーの。断れないのが辛い。)

と言うわけで、この日記を書き終えてJunの夏休みも終わります。
 
あ、そうだ、、、、
高橋さんが最後に原発のことについてお話してくださったので
こんな映画に行きました。
http://www.rokkasho-rhapsody.com/

なが~~~い映画です2時間。淡々とインタビュー形式。
内容的には伝えたいことは解りました。
でも、オフィシャルサイトで内容を確認すればOK。っテ感じでした。
長すぎて疲れました。Kもぐったり。

ついでに、これは観てないのですが
同じ監督で
http://www.g-gendai.co.jp/hibakusha/

こんなのも・・・・

まあ、色々な関連サイトを見ていると内容は大体把握できます。
この映画がどこまでの信憑性があるか私には判断しかねるんだけれども、、、、
http://www10.plala.or.jp/antiatom/html/j/j-world.conf/j01wc/Nagasaki/j01Aug9US-Bailie.html
この人も出ています。
この農場の作物が日本向けに。。。。
っていうんだけれど?
特に大手ファーストフード店のポテト・・・・
不安だったので、Mcドナルドに問い合わせのメールを出しましたが
未だ回答を頂いてません。
せめて、どこのジャガイモを使っているかって教えてくれるだけでいいんだけど?
怖くて大好きなポテトが食べられない・・・
Mc!!早く返信チョーダイ!


色々と聞いたり調べたりしてみても
私には何が出来るかわからない。
戦争に対しても、平和に対しても、私なんかの力で何が出来るかなんて
本当にわからない。

でも、Kの模造紙に書かれたものを見て、なるほどと思うのです。

まずは、知ること。

正しい知識を得ること。  それが第一歩。

国や民族、習慣が違えば、誤解を解くということは難しいことかもしれない。
でも、事実を踏まえることは出来るはず。
今の日本の教科書は、はっきりとしない事、誰かに都合が悪いことは書かれていない。
要するに、何も書かれていない。
そんな教科書で育った私が子供に何を伝えられるだろうか。
いまや、子供の方が洞察力が鋭く、ピュアな目で事を見るので
一緒に学んでいくことにします。
情報がありすぎて翻弄されるでしょう。
でも、何も知らないよりはまし。
そう思うことにしました。

昨日は実家に泊まって父と色々と話をしました。
父には平和に対する持論があり、まあ、ココではいえないような内容なのですが
色々な角度から戦争体験者の話を聞く、ということに関して
大変ためになりました。
ついでといってはなんですが、
今もめている靖国問題
これについても、遥か遣唐使までさかのぼって
中国と朝鮮半島、そして、時代が下ってソ連が出来てからの関係を
叩き込まれました。
中国と朝鮮半島、そして日本、長い長い歴史があります。
何が正しいのか、やはりそれは答えが出ない問題と言ってました。


今回、広島では被爆した方に多数お会いできました。
帰りのタクシーの運転手さんも被爆者でした。
広島の町はまだまだ戦争の痛手で苦しんでいる人が沢山いる。という感じを大きく受けました。
まだまだ終わってはいないんだ・・・そう強く感じました。

これは正しい!それほど確信を持って言える事ではないので
戦争について私が語るのは間違っているのかもしれない。

でも、沢山の疑問を投げかけえることは出来るのではないでしょうか?


どうして?どうして戦争するの?

なぜ、アメリカはずううううううっと戦争してるの?

どうして、アメリカの国家は世界だけじゃなくては国民に対しても、おそそをするの?
日本の有事法ってなに?
有事の時の適は敵国じゃなくて国民?国民を抑えるための法律?

イギリスでは核廃棄処理施設による海の汚染、環境生態系による多大な悪影響、
人体にもたらす悪影響のために、処理施設を今請け負っているものを最後に
閉鎖することになっているけれど
日本ではこれからその施設を稼動させて大丈夫なの?本当?本当に?

これ、ちゃんと答えると政治的になっちゃうのでコメントはいいの。でもね、
でも、一緒に心の中で考えてくれるとうれしいです。

広島の平和集会で若い子が
「私は平和教育を受けていません!受けさせてください!教え込んでください!」といった子がいるそうです。
本当にそのとおり。
取っ掛かりがないと勉強って出来ないんですよ。
○翼にも○○党にも偏らない、真実だけを伝えてくれる人を求めるのって・・・
虫がいい話でしょうか。




物凄くまじめな話で終わるのもちょっと嫌なのですが、
今回の旅終了。


今回の旅の収穫
2006年夏 旅行記 5日目_a0043851_3283283.jpg


お城5つ
忍者の里2つ
琵琶湖の自然とビオトープ
レンタカーの上手な乗り方活用の仕方・・・
宮島厳島神社
呉 戦艦大和 
広島の原爆 長崎の原爆
核施設について
戦争の歴史について

でした。
by Allegro-Jun | 2006-08-20 03:39 | 日記